大人も読める絵本

日々の暮らしの中でなぜか自分のアンテナにひっかかった絵本や本を紹介していきます。

『しんとしずかなクリスマス』

 

しずかな、クリスマスのほん

しずかな、クリスマスのほん

 

 以前に紹介した本のクリスマスバージョンです。

 

以前のがこちら

 

 

 



 江國香織さんの訳でかかれていて、文章はなんとも魅力的。

一気に江國さんワールドにひきこまれてしまいます。

 

 

『ふいにおとずれるしんとしたきもち

  ゆきがふるといいなとねがうへやのなかの

 しずかさ

 

 てぶくろをしてとをたたくしずかさ

ココアもしずか

 

あかりのともるしゅんかんのいきをつめた

しずかさ』

 

どのしずかさも心がぞっと!?するような(怖い意味では全くない)キラキラした静かさを感じます。

 

クリスマスはまだまだだいぶ先のことだけど、

冬のピリピリした寒さの中で感じる耳がキーンとなるような凛とした静かさは世界中でまるで自分しかいないような素敵な静けさを感じさせてくれます。

 

寒いのが大嫌いな私ですが、なぜかあのピリっとした冬の静かな雰囲気が大好きです。

さらに白い雪はその雰囲気をもりあげてくれます。

 

柔らかいかわいい動物たちとともになぜか冬の本なのにあたたかさを感じる不思議な本。