大人も読める絵本

日々の暮らしの中でなぜか自分のアンテナにひっかかった絵本や本を紹介していきます。

『ケチャップマン』

ケチャップマン』

         鈴木のりたけ

            

 

 

ケチャップマン。なんだこの本~って表紙を見て思いました。

ケチャップが人型になって八百屋で野菜を物色中。

生活しているのでしょうか、、、。

 

私の大好きな鈴木のりたけさんです。

なぜこんなに笑っちゃうんでしょう。

 

鈴木のりたけさんの本はこちらもとっても

おもしろかったです。

マンガをまじえて自分の子育ての日々を

のりたけさん視点で書かれていますが、

文章もおもしろすぎて、こんなふうに日々を見ていたら

子育てって楽しそう(^^)

のりたけワールドで、子育てに限らずこんな目線で

生きていたいものです。

 

 

 

ストーリー。

ケチャップはケチャップとして自分にしかできないことを

探索中の日々。ある日、ファーストフード店に雇ってもらう。

店長にポテトの揚げ方を厳しく猛特訓されます。

頑張って働く日々の中、頭がトマトの形をしたトメイト博士が来店。

ケチャップマンのケチャップを気に入り、ケチャップマンも

店長に気に入られるようになります。

しかし、毎日来店し、ポテトとケチャップを食べる度に

トメイト博士の頭は膨張していくのです、、、

 

最後はどんなことになってしまうのでしょう☆☆☆☆

 

文章はリズミカルな文体で書かれていてなぜかそれも

笑いを誘います。

 

 「じぶんにしかできないなにかをさがして

  まいにちなやむケチャップマン」

「きょうもおそくにかえりつき ひとりながめるまちあかり」

「つかれてかえるゆうぐれのみち

 あたまのキャップをなでるかぜがふいにぼーっというおとを

 たてるとケチャップマンはひさしぶりにわらった」

 

  完全にこれは大人絵本ですが、絵本ていろいろなものが

 あって本当に楽しいです。

 昔はこういうのあったのかな?

 サラリーマンのような哀愁たっぷりのケチャップマン。

 お父さんに読んでもらいたい絵本です。

 読み聞かせとかじゃなくて。なぜか共感できます。