大人も読める絵本

日々の暮らしの中でなぜか自分のアンテナにひっかかった絵本や本を紹介していきます。

『このあとどうしちゃおう』

『このあとどうしちゃおう』

      

                ヨシタケシンスケ作・絵

 

 

 

このあと どうしちゃおう

このあと どうしちゃおう

 

 

 

 

 

 またまた私の大好きな人。

 

 ヨシタケシンスケさんの絵本です。

 

 前に読んでとても印象にのこっているのはこの絵本。

 

 

ぼくのニセモノをつくるには
 

 

 こちらはあらためてかくとして。

今日はこの『このあとどうしちゃおう』について

書こうと思います。

 タイトルからは全くどんな内容なのか想像がつかなかったのですが、どうやら、おじいちゃんがなくなったときに、「自分がしょうらい死んだらどうなりたいかどうしてほしいか」がノートに書いてあり、主人公がそれを読むというところからスタートのおはなしでした。

 

 

 全く内容は知らずに、手にとったのですが、これだけ書くとなんだかおもそうに聞こえてしまいますね☺︎でも、、、

 

 私はヨシタケシンスケさんの絵本のほのぼのしたところとかそれあるある〜とか、それ私も考える〜と思える素朴なところが大好きです。

 

 そんな印象の方だったので、このお話もなんの違和感もなく入り込めました。

 

そして、そのノートに書いてあったこととは、、、

 

 ① このあとのよてい

 しんだらまずゆうれいセンターへ

 とうめいになんてしばらくようすをみる。

 きがすんだらてんごくへ。

② うまれかわったらなりたいもの

 すえっこ。

 きんもくせいの木。

 おかねもちにかわれているネコ。

 

③ こんなかみさまにいてほしい

 『あれはかみさまのせいなんじゃないの?』

 とかもんくがいえる。

 ほっといてくれる。

 うたがうまい。

 いろいろそうだんにのってくれる。

 

④ みんなをみまもっていくほうほう

 つきになって。

 とおりすがりのあかちゃんになって。

 かさぶたになって。

 かぜでクルクルまわるビニールぶくろになって。

 おふろのイスになって。

 

  どれもこれも、クスっとわらえて、かわいい絵が

 さらに細かいイメージをこちらにわかせてくれます。

 

 主人公は『このあとどうしちゃおう』ノートを

自分でもつくるためにノートを買いにいきますが、

しんじゃったあとのことを考えようとすると

いまいきているうちにやりたいことがいっぱいあることに

きがつきました。とっても頭がいい男の子です(^^)

 『いきているあいだはどうしちゃおう』ノートが

つくりたくなるのです。

 主人公の男の子がかいたやりたいことノートの内容は

 こんな感じ。

 

 でっかいカニをつかまえる。

 だれかをかっこよくたすける。

 だいはつめい。        などなど。

 

 

  無理矢理にではなくとっても明るくクスクス笑えるように

 こんなことを伝えてくれるなんてすごいですよね。

 

 

 ちなみに私はこの文章を改めて書くまでもとはこういったその後のことをかいている絵本であることを忘れていました。

 それくらいでてくる男の子やおじいちゃんの発想が

かわいくてステキです!