大人も読める絵本

日々の暮らしの中でなぜか自分のアンテナにひっかかった絵本や本を紹介していきます。

『そりゃあもういいひだったよ』

『そりゃあもういいひだったよ』  

 荒井良二

 

 

 

そりゃあもう いいひだったよ: ぴっかぴかえほん
 

 

 

  うれしい、たのしい気持ちになる本。

 

 

  あるひ、ぬいぐるみのくまのところに本物のくまから手紙がとどきます。

 月がまるくなったら遊びに来てくださいというお手紙。

  ぬいぐるみのくまは月がまるくなった日にでかけます。

  その過程でうれしいことがたくさんおこるのです。

 

 例えば、、、、

 

山のうえにあるおみせのおじさんがドーナツをおまけしてくれた

 おいしかったあ!

 そしてちいさなライトをかしてくれたんだ 

 山みちはくらいからって

・バスにのって うんてんしゅさんに くまにあいにいくんだよっていったら

 のせてくれたんだ

 そりゃあもういいひだったよ

・ロープーウェイのかかりの人も とってもやさしかったよ

 そりゃあもう そりゃあもう!

 

とこんなふうに。

 

 そしてとうとうぬいぐるみのくまはほんものくまたちに会うことができるのです。

 手紙をくれたくまに出会えたときのぬいぐるみのくまはとってもうれしそう!

 そして、ごちそうをいただき、木のみのことや川でさかなをとることをたくさんおし

えてもらいます。

 その後目がさめるとほんもののくまたちはいなくなっているのですが、、、

 ぬいぐるみのくまは大満足!!!

 とにかくぬいぐるみのくまは感激することがいっぱいでいっぱいで、

ひとつひとつに感激してほんとにぬいぐるみのくまのうれしそうな気持ちがこちらに伝

わってくるのです。

 絵本からなので大げさにきこえるかもしれないけれど、自分が生活していく中で

起こる出来事は気をつけなければ何も感じずに過ぎて行ってしまう小さいことのが多く

てそういうことで日常が成り立っている気がします。

 もちろん大きな嬉しいことや悲しいこともおこったりするけれど。

 

 だから、この中に登場するぬいぐるみのくまのように、わざとそうするわけではない

けれど、自分を大切にして生きていれば、一つ一つの出来事を丁寧に生きていけて、い

ろんな喜びや楽しみももっとたくさん感じれるんじゃないかなーと思いました。

 

 とはいえくまさんが『そりゃあもういいひだったよ』と連発するように、自分がハッ

ピーで楽しい気分になれることを日々探して見つけて求めていけばそれでいいんじゃな

いかなと思います!!!