『いくらなんでもいくらくん』
いくらなんでもいくらくん
シゲタサヤカ/著
クスクスしたいときに
読みたい絵本!
☆あらすじと感想☆彡
毎回思うのですが、絵本の絵ってとても大事ですよね!
なぜかって手に取るときにやっぱり何がインパクトを残すかというと表紙の絵の感じ。
私はなんとなく表紙も気になって、パラパラしたりしています。
『いくらなんでもいくらくん』はまさに絵が個性的。
なんかイマドキな感じの絵だな、どんなおはなしだろうと思いながら読んでみると、、、、。
時代は昔。おとのさまが、おちゃやの横にみょうなものができたとききつけそのけらいがお店をたづねます。
するとそこにいたのは、店番をしているいくらのおすし。白目です(笑)。
『なにものだ?』
『いくらのおすしだけど』
『ここはなんなのだ?』
『おみせだけど』
『みせ、、、すしやか?』
いくらのおすしはけだるそうにくびをよこにふりました。
『しつれい。ではなんのみせか?』
『じゃあ”なんでもや”っていっておいてよ』
こんなかんじで、いくらくんはとってもふてぶてしく(笑)マイペースにいきていました。
そこで、おとのさまはいくらくんをおしろへ呼びつけ、いくらくんに様々な命令をだします。
なんでもやといったからには、いくらくんはおとのさまの命令になんでもこたえなければなりません。
おとのさまは、様々な命令をいくらくんにだすのです。
例えば、、、
・冬なのにブドウを食べさせろ。
・冬なのにはなみがしたい。
・冬なのに花火をあげろ。 などなど、ちょっと無理だと思われそうな命令です。
いくらくんは、自分の頭の上のイクラを使って上記の問題をクリアしてゆくのです。
そして、さいごにいくらくんはどうなるのでしょうか!?
この絵本はいくらくんがとっても小さくてかわいく、なのに悠々とおとのさまの命令に応え、マイペースをくずさないところが笑えます。
どんな絵本も主人公のキャラクターが魅力的だととっても惹かれてしまいます。
大人の私の目線だとこんな感想ですが、子供が読んでもおはなしもおもしろく笑える一冊だとおもいます。