大人も読める絵本

日々の暮らしの中でなぜか自分のアンテナにひっかかった絵本や本を紹介していきます。

『おかえし』 

おかえし  

    村山 桂子さく / 織茂恭子え

 

 

おかえし (こどものとも傑作集)

おかえし (こどものとも傑作集)

 

 

 

 ワクワクしたいときに

     読みたい絵本!

 

 

☆あらすじと感想☆彡

 さて、今回のおススメ絵本は、『おかえし』という絵本です。

こどものともシリーズは私が小さい時に読み聞かせをしてもらったものが多く、今でも印象に残っている絵本はこどものともシリーズが多いです。

 

 この『おかえし』も傑作集になっていることを今回初めて知りました。

 とはいえ、自分がとても小さかった頃なのに、随分時間が経っても記憶に残っている絵本というのはなにかしら今の自分では気づけない感受性で何かを感じているはず。

 このブログのテーマである大人になってから楽しい絵本と自分が子供時代に楽しめた絵本、両方楽しんでみるのもまた、新鮮で楽しいものです(^^)。

 何かいろいろな発見がありそうです♪

 

 

 『おかえし』はきつねとたぬきの親子が登場します。

 あるひ、たぬきの家のとなりにきつねが引っ越してきたのです。

 きつねの奥さんは、荷物が片付くとたぬきのおうちへあいさつに行きます。つまらないものですが、、、、と手土産をもって。

 次にたぬきが何かかえさなくっちゃと家の中の何かを手土産にしてきつねの奥さんのところへおかえしへいくのです。

 

 そうしてお互いが何度も何度もお返しをしあっているうちに家じゅうのものがそっくり入れ替わり、最後にはお互いの子供をお返しに差し出します(^^)

それでも続くお返し合戦。 そして最後は自分がいる家をお返しに差し出します。

 結局建物である家だけが入れ替わり、身の回りのものはもともと自分が住んでいた家のままになるのです。

 

 この絵本『おかえしのおかえしの、、』

 次は『おかえしのおかえしのおかえしの、、、』

 次は『おかえしのおかえしのおかえしの、、、、』というふうにどんどんどんどんお互いのおかえしが増えていくところに次は何かな次は何かなっていうワクワクがとまらなかった気がします。

 また、今の自分で考えるとそんなに新鮮に感じないのに子供のころはこのお話のふくらみというか展開がとても斬新に感じて楽しくてたまらなかった気がします。

 

 あと、絵の構図も毎回左側にたぬきのお家、右側にきつねのお家がありおかえしをしあう度に、動物たちが右へ行ったり左へいったりするのも小さいときはあぁおかえしをしているなというのがわかりやすかった要因かもしれません。

 小さい子供にテンポは大切なような気もします。

 

 何はともあれ、自分が小さかった頃にこんなことにワクワクドキドキしていたなとかそういうことを思い出すのはとっても懐かしい気持ちになったりするものです。

 

 また自分の子供やまわりにいる子供たちに自分が好きだった絵本を読み聞かせしてみるのもおもしろいかもしれませんね。

 

 自分の子供時代と似たような反応がかえってきたらうれしい気持ちになれそうです(^_-)-☆